今年の夏至は天文学で言うと6月21日になりますが、ラトビアでは毎年6月23,24日は夏至祭で、ラトビア人にとって短い夏の一番長い日を楽しむための、1年で最も重要な年中行事なんです。
女性はラトビアの国花マーガレットの入った花冠を、男性は樫の木の葉の入った冠をかぶって、お祭りに参加します。
自然の中で、ビールを飲み(この時はビールだけです。ワインやその他の酒は飲まないそうです。)ヤーニュ・チーズといってキャラウェイの入った白っぽいチーズ、サラダ、黒パンなどを楽しみます。
一年で一番長かった太陽が沈むのを見届け、日が沈んだあとは焚き火の周りで歌って踊ります。
そして焚き火を飛び越すことで翌年の健康を祈願します。
夏至の夜に眠ってしまって、翌日の日の出を見逃すとその年の夏はずっと眠ってしまうって言い伝えもあるんですよ。
私たち外の客人にも花冠をかぶせてくれるすてきな伝統なんです。
そんなラトビアのお祭り次は冬至にもあるんです。夏至と冬至どちらも見逃せないすてきなラトビア、一度出かけてみてはいかがですか?